どん底の私がすがった子育て電話相談室

 今からちょうど3年前の秋の出来事です。当時小学1年生だった息子が、2学期になって突然「学校に行きたくない」と言い出しました。朝、登校準備も終えているのに時間になっても家から出ようとせず、テーブルの下にもぐって固まっている始末。あまりの突然の出来事に、私の気も動転し、これまでにない絶望感と怒りで日々を過ごすようになってしまいました。
 休ませてもいいものだろうか、いやそんなわけがない。ちゃんと登校させないと。引きずってでも……と、鬼の形相で泣きわめく息子の腕を引っ張って、学校に連れていきました。
 どうしていいのか全く分かりませんでした。このまま学校に行かなくなったらどうしようと不安になり、無理矢理学校に送り届け、帰宅してから号泣してわめいていたこともあります。
 近所に住む私の母にも相談したりしましたが、母には私も甘えがあるからか、何を言われても不満は解消できませんでした。
 どうにも行き詰まったある日、出産したときや入学時にもらった「子育て悩み相談室」のカードのことをふと思い出し、思い切って電話をかけてみました。私のキツ過ぎる対応を注意されたりするのでは……と思っていましたが、電話の向こうの相談員さんは、ただひたすらに私の悩みを聴いてくださいました。一つの批判もされませんでした。
 その電話がもとで解決の方向にという訳ではありませんでしたが、私の心は不思議と鎮まりました。
 息子はその後、回りの方の温かいフォローもあり、無事に登校できるようになりました。電話相談には1度しか電話をかけていませんが、その1回は大きかったです。
 子育てに行き詰まっている人は、ぜひ頼りの一つにして欲しい。救われます。私の話を静かに聴いてくださって、本当にありがとうございました。